寂しいなんて言わない

寂しいなんて言わない

親戚の法要に母がお泊りでお出かけ。私はワンコと2人でお留守番。
母がいるときはいつも、うるさいなとか、なんでもっとこうしないのかなとか、不平不満がいっぱいになっている私。
母がいなくなるとホッとし、のんびりし、超楽しくなります。夜、好きなだけテレビ三昧、好きなもの食べ放題の自由を満喫。ワンコを寝かしつけ、私も布団に入る。
深夜、なぜか目が覚める。夜中なんて、仮に誰か大勢人がいても、寝息や虫の声以外静まり返っている状態に違いはないのだけど、心がちょっと寂しい。ものすごく不安になる。だからといって、夜中に友達に電話するのは気が引ける。夜中にかけると、何事かとびっくりさせるのではないか、明日大事な仕事でがんばらないといけないのに安眠を妨害してしまうのではないかって思うから。
こんな夜中は、布団の中でゴロゴロ。眠れなくてもゴロゴロ。段々、不安が大きくなってたまらず起き上がると、リビングで好きなDVDを50cm位の距離でガン見する。声に出して笑う。1時間ほどすると、少し眠くなる。そのまま、テレビの横でごろ寝する。気付けば朝。ちょっと寒かったり、体が痛かったりして目が覚める。
本当は1人が苦手なんだな、私。お母さん早く帰ってきて。いてくれないと不安だよ。
夕方、母のただいまの声にホッとする。母がお土産代わりのおしゃべりを開始すると、私はまたいつものうるさいなの顔に戻ります。

関連記事

PAGE TOP