巡り会い

巡り会い

初対面で会って開口一番、「何歳ですか?」と聞いてきた失礼な(笑)Sさんという男性がいます。
Sさんはいつも穏やかな表情をしていて、良いことも悪いことも言葉で素直に表現してくれるので、誤解されやすいこともあると思いますが、悪い人でも嫌な人でもないんです。
Sさんに言葉で「心配していました。良かったです」って言われると、本当に心配してくれていたんだなと嬉しくなります。「あ~良かったー!!!」と感情を全面に出して言われるよりも、心の奥底までじんわりと気持ちが響くこともあるのだなと思いました。Sさんは時間とともに良さがわかってくるスルメ系の人です。
何度か話しているうちに、私とSさんがある人で繋がっていたことがわかりました。それは、Sさんのお父様で、生前占い師をされていました。私が子供の頃に占ってもらった唯一の占い師さんがSさんのお父様だったのです。
私自身あまり占いを信じていなかったから、なぜこのとき占ってもらおうと思ったのか不思議ですけど、そのときに言われて覚えていることが3つあります。
・6~7年後に私が家を出ること。
・子供運がないので、子供には恵まれないであろうこと。
・大器晩成型なので、晩年は運気が良いこと。
このとき小学生だった私、家を出ることは考えられなかったし、まだまだ未来が人生の大半の子供に子供運がないってなかなか言えないことだと思います。あまりにかわいそうだから、晩年は良いとフォローしたのかな?とか、当時占いはあくまで占いであって、当たらないものなんだろうなと思っていました。
でも、前の2つ、当たっちゃいました。あと1つ、果たしてどうなんでしょうか?
大人になった私、Sさんのお父様にもう一度占ってほしくて、何気に探していました。とはいっても、名前も、どこで占っているのかもわからずで探しようはなかったのですけど。何十年も経って、その家族に偶然会うなんて、もう占ってはもらえないけどたどり着きました。
Sさんと、Sさんのお父様、記憶の限りでは見た目は全く似ていません。でも、性格は少し似ているのかもしれません。会社員をしているSさん、「残念ながら私には父のような才能はなく、全く占うことが出来ません」と言っていました。本当に残念です。

こうなったらちゃんと大器晩成となるように、これから少し頑張ってみようかな。

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