バスに忘れ物

バスに忘れ物

バスや電車に忘れ物をしたことがない私でしたが・・・
ついにやってしまいました。ああ、もう忘れてしまう年齢になってしまったのね。これから、益々忘れ物が多くなっていくのね。これから、どうしよう。きっと仕事も出来なくなって・・・とかなり落ち込みました。

会社を出るとき、普段とは違い黒い似たようなバッグを2つ持っていました。少し不安がよぎり、置き忘れないようにしようと思っていました。バスの中でも運転手さんが、「忘れ物のないように!」といつにも増して何度も大きな声で車内アナウンスをしていました。私は頷きながらバッグを持ち直しました。
バスを降りてすぐ、バッグが1つない事に気付きました。あれ?どうして?持ち直したときに1つ持ち損ねたようです。
慌ててすぐそばのバスセンターに駆け込みました。バスは終点からターミナルに帰るので、センターからターミナルの忘れ物係りに連絡してもらい、そこから徒歩5分ほどのターミナルへ向かいました。
教えられた通りに、建物の中心付近で入り口を探しました。確かにドアはありました。でも・・・、入りたいけど入れない。ウロウロしていると、男性職員さんが「どうしたの?」と声をかけてくれました。事情を説明すると、そこからどうぞと私が入るのを躊躇していたドアを案内されました。私は堂々と『部外者立入禁止』と書かれたドアから入りました。無事バッグを受け取ると、入ったドアから貼り紙を無視して出ることにしました。ドアの内側の貼り紙には、『ここは出口ではありません』と書かれていました。
果たして、どこか他に『こちら入り口です』と書かれた正式なルートはあったのでしょうか?職員の人が通りかからなかったらずっと建物周辺をウロウロしていたのでは?そもそも、立入禁止なのに、鍵かかってないやん。変なのー。いつもと違ってちょっと浮かれていたから仕方ないかなーと、あれこれ考えていたら、すっかり落ち込んでいたことを忘れていました。
忘れ物も戻ってきたし、まあ、いっか。

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