顎関節症

ある日、いつものように歯の定期健診に行った。治療台に座った私の後ろで、先生と歯科衛生士さんが話をしている。いつもの担当の歯科衛生士さんがお休みだったので、先生がざっと私に関する説明と指示を別の歯科衛生士さんにしていた。聞くつもりはないが、ひそひそ声でもないので普通に聞こえてきた。
その話の中で、私は衝撃的な事実を知った。
「この方、顎関節症だから･･･」
ええー!？今まで先生に言われたことなかったのに、まさかこんな形で知ることになるなんて･･･
私は以前から知っていました風を装って「顎関節症を改善するために、ガムを噛んだ方が良いですか？」と質問しました。先生は笑顔で、「あなたの場合は逆効果になるからしない方がいいわね。毎日マッサージをしなさい。」
そういえば、時々口の中だけでなく首、顎、頬、額にかけて、柔らかく撫るように歯科衛生士さんがマッサージをしてくれていた。マッサージされるのが苦手な私でも、寝ちゃいそうな位優しく気持ちが良いのです。マッサージは私だけ特別だったのではなく、顎関節症だったからなのですね。